小下段からのチョイ突き

大上段に構えて書こうとしたら、ちっとも書けないので、ゆる~く書き始めました。

小説

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介(52)~「ダーリントンの替え玉事件」、、盗人を捕えてみれば、と言う話ですが、、、(-_-;)

タイトルそのまんまに語られざる事件の「ダーリントンの替え玉事件」をモチーフとした短編です。作者はDavid Stuart Daviesと言う人で、英国の有名なシャーロキアンにして作家と言う事です。他にもスケリントン・ボーンズという所謂ホームズもどきの探偵が登…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介(51)~「蝋人形賭博師事件」、、蝋人形館はベイカー街221Bのご近所~エアロ鯛焼き第二弾、、、('◇')ゞ

マダム・タッソーの蝋人形館が登場するホームズ・パスティーシュには、以前に紹介したアンソロジー「ベイカー街の殺人」収録の「驚くべき虫の事件」がありましたね。今回の短編にも蝋人形館が登場しますが、名前は「マダム・トゥバンの蝋人形館」となってい…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊿~「ウォリックシャーの竜巻」、、ずっと後、遠いアメリカの地でジェイムズ・フィルモア氏を発見、、( ゚Д゚)

正典の「ソア橋」で言及されている「ジェイムズ・フィルモア氏の失踪」をモチーフにしたパスティーシュについては、このブログの短編ホームズ・パスティーシュ版の最初の頃に紹介させて頂きました。ある朝出掛けようとして、玄関を出たところで一度雨傘を取…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊾~「ウォーバートン大佐の狂気」、、、ワトソンは若い頃サンフランシスコに居たという都市伝説があります、('◇')ゞ

以前「ウォーバートン大佐の狂気」をモチーフにした短編を二編紹介していますが、これは何とサンプランシスコを舞台としています、、、( ゚Д゚)、、、 実はワトソンは若い新米医師の頃サンプランシスコで開業医をしていた、と言う噂があるのですね、、、これは…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊽~「シャーロックの強奪」、、、くまのプーさんで有名なA.A.ミルンも書いています、、('◇')ゞ

A.A.ミルンは「くまのプーさん」の作者として有名ですが、実は金田一耕助のモデルとされるアントニー・ギリンガムが登場する「赤い館の秘密」という本格推理小説も書いているのです。ちなみに「赤い館の秘密」の中ではワトソン役としてウィリアム・べヴァリ…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊼~「神の手」、、、タイトルも一応意味はありますが、今一つしっくり来ない、、、(-_-;)

これは「銀行家クロスビーの惨死事件」をモチーフとした短編ですが、「忌まわしい赤蛭」は出て来ません。従ってこれらは別の事件だと言う前提で書かれたものですね。 作者はファンタジー短編を多く書いているピーター・クラウザーという人ですが、この短編は…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊻~「忌まわしい赤ヒル事件」、、、SF作家はどうやら「赤い蛭」がお好きなようで、、、( ゚Д゚)

タイトル通り「忌まわしい赤蛭」事件をモチーフにしたパスティーシュですが、この短編は「銀行家クロスビーの惨死」とは別の事件、と言う形になっています。 ある青年が父親の遺言状に基づき遺産を相続する為書類にサインしようとすると、何故か手が火傷しそ…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊺~「赤い蛭」、、、世の中には血を吸わない蛭っていうのも居るのですね、、( ̄‐ ̄)んー、

この短編でも「忌まわしい赤蛭の事件」と「銀行家クロスビーの惨死事件」は同じ一つの事件として描かれています、、、ただタイトルは「赤い蛭」ですが蛭はどちらかと言うと小道具程度の扱いで、銀行家クロスビーの惨殺の方がメインの話になっている感じでで…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊹~「柳細工のかご」、、、こんな物をむやみやたらに捨てたらアカンですよねー、、、( ゚Д゚)

「忌まわしい赤蛭の事件」と「銀行家クロスビーの惨死事件」は一般的に同じ一つの事件と考えられていますが、この短編でもそのように扱っています。被害者も加害者も皆偽名を使っているので、最後の方になるまでクロスビーのクの字も出て来ませんが、、('◇')…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊸~「ワトソン、事件を解決す」、、現役最強のベストセラー作家、スティーヴン・キングも書いてます、、、(⌒∇⌒)

スティーヴン・キングと言えば、映画化された「スタンド・バイ・ミー」「キャリー」「刑務所のリタ・ヘイワーズ(ショーシャンクの空に)」や映画化されていない作品も含め、どれが代表作とも言えない程多くのベストセラーを持つ、まさに現役最強の人気ベス…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊷~「地下鉄の乗客」、、オマケですが、日本でも午睡の制度を導入するべきだと思います、、、(;^_^A

タイトルからはわかり難いですが、これも「煙草王ジョン・ヴィンセント・ハーデンが受けた奇妙な迫害」をモチーフとした短編です。デイヴィッド・マーカム編集のアンソロジー「シャーロック・ホームズ アンダーショーの冒険」に収録されています。 書いてい…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊶~「煙草王ハーデンの脅迫事件」、、、文学に詳しく無くてもちゃんと理解出来ます、、、(⌒∇⌒)

この短編はルネ・レウヴァン作「シャーロック・ホームズの気晴らし」に収録されています。タイトルはそのまんまですが、以前も書いたように、この短編集に収録されている作品はどれも一捻り二捻り以上あります。冒頭、面白い事件の依頼が無く、暇を持て余し…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊵~「憂慮する令嬢の事件」、、、この頃のイギリスでは爺さんでもモテたんでしょうかね、、、(*´Д`)

北原尚彦の「シャーロック・ホームズの蒐集」は収録されている六つの短編の全てが、「語られざる事件」をモチーフとしたものです。そして(前にも書きましたが)短編のタイトルには語られざる事件の一般的に知られている事件名は使われていません、、、この…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊴~「脅迫された億万長者」、、、語られざる事件ばかり書き続ける根性には感心します、、、('◇')ゞ

「煙草王ジョン・ヴィンセント・ハーデンが受けた奇妙な迫害」として知られるこの「語られざる事件」に関しては、私がここまで読んだ中では四つの短編集に、それぞれ異なる作家によるパスティーシュが収録されています。 今回はジューン・トムスンの短編集第…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊳~「「パラドール議院」事件」、、作者はイタリア人ですが「Chamber」の意味を取り違えた訳ではなさそう、、('◇')ゞ

「パラドールの部屋」は英語では「Paradol's Chamber」です、、で「Chamber」と言うのは一般的には部屋の事を指しますが、議会(議院)と言う意味もあります、、、で、この短編はエンリコ・ソリトと言うイタリア人の作家による「シャーロック・ホームズ 七つ…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊲~「詮索好きな老婦人の事件」、、、「功績」を真似て「蒐集」では語られざる事件名は使われていません、、('◇')ゞ

これも「パラドールの部屋」をモチーフにした短編パスティーシュで、北原尚彦作の「シャーロック・ホームズの蒐集」に収録されています。 北原尚彦はアドリアン・コナン・ドイルとジョン・ディクスン・カーの「シャーロック・ホームズの功績」を真似て、短編…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㊱~「パラドールの部屋」、、、どういう部屋なのかと言う設定はそれぞれで大きく異なります、、(;'∀')

「パラドールの部屋」は正典の中でその事件の名前だけが紹介されている「語られざる事件」の一つです。私が読んだ短編集の中では、3冊にこの事件をモチーフにした短編が収録されていますが、さすがにそれぞれパラドールの部屋とは何なのか、違った解釈で全く…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉟~「シャムロック・ジョーンズの冒険」、、、何とあの掌編小説の巨匠、O.ヘンリーが書いています、、('◇')ゞ

ホームズ・パスティーシュあるいはパロディは有名無名含めて古今東西の様々な作家が書いていますが、「最後の一葉」や「賢者の贈り物」等で有名なあの掌編小説の巨匠、O.ヘンリーも書いているんですね、、('◇')ゞ、で、これはパスティーシュではなく明らかに…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉞~「驚くべき虫の事件」、、、やはり大喜利のお題には従ってもらわなければ、、、(-_-;)

今回も「奇妙な虫(Remarkable Worm)」のパスティーシュ、、これで四つ目ですね。作者はキャロライン・ホイ―トと言うアメリカの弁護士兼小説家で、この短編が収録されているのはダニエル・スタシャワー編「シャーロック・ホームズ ベイカー街の殺人」という…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉝~「イサドラ・ペルサーノと奇妙な虫」、、、何と「虫」が「鼠」とあの「犬」に繋がります、、、( ゚Д゚)

久しぶりに「イザドラ・ペルサーノの事件(奇妙な虫)」に関するパスティーシュです。今回もルネ・レウヴァンの「シャーロック・ホームズの気晴らしから」。この短編も凝った作りで、ひと捻りふた捻りして更に意外な展開を見せて終わります、、、('◇')ゞ、、…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉜~「スマトラの大ネズミ」、、、レネ・レウヴァンのこの短編集はいずれも凝った作りの話ばかり、、(;'∀')

今回も「スマトラの大鼠」です。ルネ・レウヴァン作「シャーロック・ホームズの気晴らし」から、、、この短編は結構凝った話が多いのですが、この短編も結構凝った作りになっています。物語はとあるポーランド人の男がホームズを訪れ、自分の甥からの手紙を…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉛~「スマトラの大ネズミ」、、、大空白時代にホームズはスマトラにも行っていたのでした、、、('◇')ゞ

今回も「スマトラの大鼠」をモチーフとしたパスティーシュです。テッド・リカーディ作の短編集「シャーロック・ホームズ 東洋の冒険」から、、、この短編集はホームズがモリアーティと共にライヘンバッハの滝で死亡したとされていた大空白時代、ホームズが東…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉚~「スマトラの大鼠」、、、カピバラはもてはやされるのにヌートリアは駆除対象、、人間って勝手ですよね、、('◇')ゞ

「スマトラの大鼠」とは題名を読んだだけで興味深々になりそうな名前ですが、実際にホームズの「語られざる事件」の中では特に多くののパスティーシュが作られたエピソードの一つになっていると言う事です、、、、、私の読んだ中では三つの短編集にそれぞれ…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉙~「訓練された鵜」、、、意外な展開、最後はあの作家の名前が、、('◇')ゞ('◇')ゞ('◇')ゞ

今回も「政治家と灯台と訓練された鵜」事件をモチーフとした短編です。 フランスの作家ルネ・レウヴァンの短編集「シャーロック・ホームズの気晴らし」から、、この「気晴らし」に収録されている作品はどれも結構凝った作りになっています。この短編もドイツ…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉘~「調教された鵜の事件」、、、これは偽ホームズ「ソーラー・ポンズ」ものです、、('◇')ゞ

これも「政治家と灯台と訓練された鵜」事件をモチーフとした短編です。 この短編は北原尚彦氏が翻訳・編集した「シャーロック・ホームズの栄冠」に収録されています。以前紹介したように北原尚彦氏自身もホームズ・パスティーシュを書いていますし、その作品…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉗~「打ち捨てられた灯台」、、、これも(他の2篇も)ドイツのスパイが絡んで来ます、、( ゚Д゚)

「だが最近、これあの書類を奪って破棄しようとする不届きな企てがあった。だれの仕業かは分かっている。再びこのような事があるならば、ホームズの名において、政治家と灯台と訓練された鵜にまつわる話を全て公表するつもりだ。こう言えば心当たりのある者…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉖~「曲馬団の醜聞の事件」、、ドイツのスパイはホームズ・パスティーシュに度々登場します、('◇')ゞ

これも「サーカスの美女ヴィットリアの事件」をモチーフした短編です、、、('◇')ゞ 作者はミステリー・SF・ホラー小説家にして日本有数のシャーロキアン、北原尚彦。氏はホームズ短編パスティーシュ集を三つ書いていますが(他にもホームズ関係の著作・翻訳…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉕~「エインズワース誘拐事件」、、ワトソンとメアリーが結婚した時期についても諸説あります、、(´ω`)

これもモチーフとしているのは「サーカスの美女ヴィットリアの事件」です。ジューン・トムスンの短編集第四弾「シャーロック・ホームズのドキュメント」収録。 ホームズを尋ねて来るのがサー・ヘクター・エインズワースなる人物で、自分の一人娘に関すること…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉔~「サーカスの美女ヴィットーリアの事件」、、「V」の項目の中の一番人気、、('◇')ゞ

シャーロック・ホームズは備忘録としてアルファベットの索引毎に整理した膨大な資料ファイルを作成しており、時々そのファイルを参照している様子が正典の中でも描かれています。そして、そのファイルの「V」の項目に記されているの事件の一つがこの「サーカ…

ホームズの短編パスティーシュ本と洋楽曲紹介㉓~「アマチュア物乞い団事件」、、やや奇想天外ですが、私は好きですね、、(⌒∇⌒)

語られざる事件「アマチュア乞食倶楽部」については別の短編パスティーシュを以前紹介していますが、今回は「シャーロック・ホームズの大冒険(上)」から。著者はジョン・グレゴリー・ベタンコートという人で、この人は自身のオリジナル小説の他、スター・…