ミシェル・バークビィによるホームズ・パスティーシュ第二弾です。
1作目同様ハドソン夫人が主人公で、メアリー・ワトソンと共に大活躍します、、、。でも、正直小説として、あるいは推理小説としてもイマイチ(;´Д`)、、、。ストーリー展開が陳腐で、文章表現も取って付けたような感が否めません。それにところどころ明らかな突っ込みドコロ(前後関係から矛盾しているところ)があり、ちゃんと読み直したのかな~と思います(;´Д`)(;´Д`)、、、。
まあ、安っぽい連続ドラマの脚本みたい、というところでしょうか?
ちなみにベネディクト・カンバーバッチ主演の「SHARLOCK」と言うBBCドラマがありますね。舞台を現代のロンドンにした、ホームズとワトソンの冒険物語ですが、カンバーバッチのホームズは中々良い味を出しているし、マーティン・フリーマンのワトソンも悪くはありません。ただ、他の登場者のキャスティングはイマイチ。そしてストーリー展開も安っぽい、、、。なのでまだシーズン1の第三話までしか見ていません('◇')ゞ
1.時期
1889年10月30日から物語は始まります。丁度ホームズが「パスカヴィル家の犬」の事件を解決してベイカー街221Bに戻って来た時期です。
2.登場人物
・ジョン・H・ワトソン:登場。前作同様語りてはハドソン夫人ですが。ホームズも登場はしますが、登場場面は非常に少ない。メアリーが活躍する関係で、ホームズよりワトソンの方が登場する機会は多いです。
・マイクロフト・ホームズ:登場しない。
・メアリー・モースタン(メアリー・ワトソン):登場。前作同様大活躍。
・レストレイド警部:登場。後半ではレストレイド警部も割と良い奴だなと思わせる場面があります。ライバル(?)のグレグソン警部も登場します。
・ジェームズ・モリアーティ:登場しない。但し、何となくモリアーティの影が、、。次作に向けた布石なのでしょうか?
前作で登場したアイリーン・アドラーは登場せず(手紙の形で出て来ますが)ですが、ベイカー・ストリート・イレギュラーズやビリー少年は登場。その他前作で登場したキャラも何人か登場します。そしてターナー夫人というハドソン夫人のお手伝いをする女性が出て来ます。このターナー夫人というのは、何故かベイカー街221Bの女主人という事で正典の中では「ボヘミアの醜聞」のみに登場するのですが、何故この作品だけハドソン夫人ではなくターナー夫人なのかは正典中の謎とされています。
この本もコナン・ドイル財団公認のホームズ・パスティーシュと言う事ですが、先に述べたように残念な出来でした。
では、こちらはオマケですが、今回は女性ボーカルのプログレで4曲ほどのリストを作りました。ご興味があればどうぞ。
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