小下段からのチョイ突き

大上段に構えて書こうとしたら、ちっとも書けないので、ゆる~く書き始めました。

ホームズのパスティーシュ本と音楽プレイリスト⑪~「ベイカー街の女たち」、、何とハドソン夫人が大活躍(;'∀')

ミシェル・バークビィという作家の長編デビュー作です。この作家さんの情報はあまりネット状にも見当たりませんが、長編デビュー作ながらコナン・ドイル財団公認のホームズ・パスティーシュと言う事なので、それなりに作家としてのキャリアはお持ちなのでないかとは思います。

 

1.時期

1889年4月。ワトソンがメアリーと結婚したのは、解釈によってやや前後がありますが、この1987年冬から1989年の春にかけての間とされています。ですので、この小説でもワトソンはベイカー街には住んでおらず、メアリーとパディントンに新居を構えている事になっています。

2.登場人物

ジョン・H・ワトソン:登場。但し、この小説の語り部はワトソンではありません。

この小説の主人公にして語り部は何とハドソン夫人(;'∀')、、、。そう言えば主要登場人物にハドソン夫人を入れるのを忘れていました、、、。ご本人には申し訳ないですが、ハドソン夫人は、ベイカー街221Bとほぼイコール、即ち舞台背景のような存在だと思い込んでいたので('◇')ゞ、、。

マイクロフト・ホームズ:登場。ハドソン夫人はマイクロフトの事はあまり好きじゃないみたいです。

メアリー・モースタン(メアリー・ワトソン):登場。ハドソン夫人と共に大活躍します。この物語の中では、しょっちゅうベイカー街221Bに遊びに来ています。(新婚さんなのでワトソンと一緒に来ている、と言うのは確かにありそうな話のような気はします)

レストレイド警部:登場。

ジェームズ・モリアーティ:登場しない。ですが「ボヘミアの醜聞」の中でホームズをその知力でほんろうしたアイリーン・アドラが登場します。ホームズが「あの女性(ひと)」と呼び、一目置く相手。と言う事で他のパスティーシュ作品にも結構登場しているらしいですが、私がここまで読んだ中では初めて。この他、この時期住み込み給仕として働いていたビリー少年や、ウィギンス他「ベイカー・ストリート・イレギュラーズ」のメンバーも登場。結構賑やかですね。ちなみにモリアーティは登場はしませんが、最後の方でモリアーティの影がちらついたりします、

 

ホームズとワトソンの代わりにハドソン夫人とメアリーが活躍する話、と聞いて、最初は「なんちゃって系」のパロディかと思いましたが、読んで見ると意外としっかりミステリーにもなっていて、面白かったです。上記の他、ラングデール・パイク(「三破風館」に登場)とかサー・ジョージ・パウンウェル(「緑柱石の宝冠」に登場)とかの脇役も登場し、他にも正典に関係する記述やセリフがあちこちに散りばめられていて、シャーロキアンであれば思わずニヤリとしてしまいそう、、、と、言いながら私は注釈が無ければ気が付かなかったですけどね('◇')ゞ

 

プレイリストの方は「男女混成グループの女性ヴォーカル」を作って見ました。「普段はあまり表に出ないけど、たまに表に出て歌を歌う」と言う括りにしようかと思いましたが、そうしたら非常に候補が限られてしまうので、、、、('◇')ゞ

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最後のアバの「Why Did It Have to Be Me?」は男性ヴォーカル曲で、全く同じメロディで「Happy Hawaii」と言う女性ヴォーカル曲もありますが、今回は女性二人が前面に出て、出番のあまり無かったホームズとワトソンの為に、こちらをチョイス('◇')ゞ

ではでは。

 

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