小下段からのチョイ突き

大上段に構えて書こうとしたら、ちっとも書けないので、ゆる~く書き始めました。

ホームズのパスティーシュ本と音楽プレイリスト⑦~「シャーロック・ホームズの事件簿 芸術家の血」、、日本ではマイナーな出版社から出ています(*'v`d)

著者はボニー・マクバードというアメリカの女流作家です。ハーパーBOOKSと言うマイナーな出版社から発行されています、、、。ですが、少し調べたら、この会社の親会社であるハーパー・コリンズというのは英語圏では五大出版社の一角そして数えられているらしい、、、(*'v`d)、、、で、一方ボニー・マクバードというのは長くハリウッドの映画産業で脚本家、プロデューサーとして活躍して来た人だと言うことです。確かに何となく映画っぽい演出と言うか、展開が楽しめる作品になっていますね。マクバードのホームズ・パスティーシュは日本では3作品が発行されていますが、本屋さんで見つけるのは難しい、、、と言う事でアマゾンで3作まとめて購入しました、、、(*'v`d)(*'v`d)、、、更に調べたら、下のマクバードのWeb Siteに紹介されているように米英では既に5作品が出版されているみたいです。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

Bonnie MacBird - Author, Teacher, Artist

ただ、私も流石に原文で読もうと言う程気合は入っていないので、残りも日本語版が出るのを辛抱強く待ちます、、、、(*'v`d)(*'v`d)(*'v`d)、、、、。

物語は「私」が偶然にワトソン博士が書いた未発表の古い原稿を発見し、それを発表することにした、と言う体裁を取っています。この辺りは他の作品にも通じるものがありますね。

 

1.時期

この物語は1888年の11月末から始まります、、正典では全く言及の無かった実在の事件「切り裂きジャック事件」がロンドン市民を震撼させた、その直後。実際にはホームズもこの事件に関わっていたという事ですが、どのように関わっていたかの詳細な説明はありません。

2.登場人物

ジョン・H・ワトソン:登場。ワトソンは同じ1988年にメアリー・モースタンと結婚しており、この物語の時期にはホームズと一緒にベイカー街221Bに住んではいません。

マイクロフト・ホームズ:登場。他のパスティーシュ作品と比べても、有能且つ強力な兄として描かれています。

メアリー・モースタン(メアリー・ワトソン):登場、、、但し名前とか手紙が来たとか、そういう形でのみ。この物語の期間、メアリーは田舎の母親の元を訪ねて留守をしている、、と言う都合の良い話('◇')ゞ。 で、依頼人のヴィクトワール夫人という魅力的な女性が登場し、例によってワトソンは内々心を惹かれているみたい、、('◇')ゞ

レストレイド警部:登場。

ジェームズ・モリアーティ:登場しない。但し、ホームズのライヴァル役として、ジャン・ヴィドックなる人物が登場。ライヴァルと言っても同じ探偵なので、敵という訳では無く、競争相手という位置づけ。ちなみにこのジャン・ヴィドックはパリ警視庁の前身となる組織を立ち上げたという実在の人物、フランソワ・ヴィドックの孫である(と本人が言っている)という話。フランソワ・ヴィドックは元は犯罪者で脱獄と逮捕を繰り返した後に警察の捜査に加わるようになったという人物で、アルセーヌ・ルパンのモデルとも言われています、、、なので、ジャン・ヴィドック日本流に言えば、ルパン3世、、、('◇')ゞ、、このヴィドック、本作だけでなくマクバードの続編作品にも続けて登場しているようです。

ちなみに邦題は「シャーロック・ホームズの事件簿」となっていますが、原題では「A Sherlock Holmes Adventure」なので、本来は「シャーロック・ホームズの冒険」と訳す方が正しいですね(「シャーロック・ホームズの事件簿」は「The Case-Book of Sherlock Holmes」ですね)。副題の方の「芸術家の血」の方は「Art in the Blood」ですので、恐らくは正しい訳と思います。この作品の中でも紹介されていますが、ホームズの大叔父(祖父の兄)はオラル・ヴェルネというフランスの画家で、その芸術家の血がホームズにも流れているのだと(ワトソンは考えている)

 

ではこちらはオマケですが。「シャーロック・ホームズの事件簿 芸術家の血」を読んでいる頃に聴いていたプレイリストです。ご興味があればどうぞ。

[http://]

 

[http://にほんブログ村 音楽ブログ 洋楽へ
にほんブログ村:title]

 

補足(蛇足)

尚、全くの余談ですが、マクダードのご主人はパーソナル・コンピューターの父と言われる有名なコンピューター科学者のアラン・ケイだそうです、、、、更に全く何の関係も無いですが、日本には安蘭けい、という宝塚出身の女優さんがいますね、、、、、、え、あー、すみません。本当に何の関係も無かったですね('◇')ゞ('◇')ゞ('◇')ゞ

 

アラン・ケイ ↓ ↓ ↓    安蘭けい ↓ ↓ ↓

Picture of Kei Aran