上巻同様、あるいはそれ以上に極めてオタッキーな作品です、、、(;'∀')(;'∀')(;'∀')
冒頭で語られるジョン(正典ではジャックだったように思う)・マクマードに関する話は正典の「恐怖の谷」にまつわるモリアーティ一味の関与が語られていますが、私はてっきりこのネタは上巻の第一章で登場人物を変えて語られたのではないかと思っていたのですが、違ったのでしょうかね?
下巻は「六つの呪い「ギリシャ咬竜」「最後の冒険の事件」の3章から成り立っています。それぞれホームズ正典の物語のタイトルをもじって付けられているのは分かりますが、中身は「最後の冒険の事件」以外は全く正典から飛躍して、別のユニバースへと旅立ってしまっています、、、('◇')ゞ('◇')ゞ
特に「六つの呪い」には非常に沢山の登場人物が登場しますが、ホームズ正典からより他の小説や映画の悪役たちで、
ほぼ大乱闘スマッシュブラザーズ状態、、、('◇')ゞ 訳注がいちいちついているのですが、訳注を読んでも殆ど判らなかったりします、、、('◇')ゞ('◇')ゞ('◇')ゞ
「ギリシャ咬竜」ではモリアーティの兄弟二人が登場します。正典ではモリアーティの兄弟としてモリアーティ大佐、、、何故かファーストネームはモリアーティ教授と同じジェームズ、、とイングランド西部で駅長をやっている弟が居ると言うことのみが明らかにされていますが、何とこの小説の中では駅長の弟のファースネームもジェームズと言う事で、
三人ともジェームズ・モリアーティー、、、( ´艸`)
そして「最後の冒険の事件」はモリアーティとモラン大佐の視点から「最後の事件」が語られますが、、「六つの呪い」同様に他の小説や映画から悪役達が沢山登場、、、、やっぱり訳注を読んでも殆ど判りません、、、('◇')ゞ('◇')ゞ('◇')ゞ
1.時期
「ギリシャ咬竜」と「最後の冒険の事件」はいずれも1891年1月初旬から続けて起こっています。「六つの呪い」は正確には判りませんが、恐らく1890年に起きた話なのでしょう。モラン大佐は「最後の冒険の事件」の中で仲間達から50歳の誕生日を祝ってもらっています、、、実際には51歳らしいが、、、、この時にフォン・ヘルダーが製作したエアライフルを贈られています、、、、('◇')ゞ
2.登場人物
・ジョン・H・ワトソン:登場。ホームズもワトソンも「最後の冒険の事件」にだけ登場します。
・マイクロフト・ホームズ:登場しない。
・メアリー・モースタン(メアリー・ワトソン):登場しない。
・レストレイド警部:登場しない。
・ジェームズ・モリアーティ:登場。ただ、下巻は上巻以上にモラン大佐が主人公、と言う感じですね。
さて、最初に書いたように他の小説や映画の悪役が沢山登場しますが、、、アイリーン・アドラーと、「ホームズの優雅な生活」に登場したイルゼ・フォン・ホフマンスタールが登場したりしますが、、その他は枚挙にいとまがないので、ここには書きません。興味がある人は読んで確認して下さい。興味が無い人は、、、と言うか多くの人は途中で投げ出してしまうかも知れませんね。ちょっとオタク度合いが強すぎです、、、(;'∀')
上巻を紹介した過去記事はこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
usankusai.hatenablog.com
では、こちらはいつも通りオマケですが「奇妙なテイストのロック曲」のプレイリストです。特にジョー・ウォルシュの「Life's been good」とか悪党的・放蕩的な感じが小説にも合っていると思います。
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三曲目の「You ain't seen nothing yet」も有名な曲ですが、昔最初聴いた時には「なんじゃこりゃ」と思いましたね。
ではでは。
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