松岡圭祐による「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」の続編です。
前作は2017年刊行で、この続編は2024年刊行の新作ホヤホヤです(^▽^)/、、、、本屋ではなくアマゾンで買ったので、読み終わるまでその認識無かったでしたが、、、。
前作もそうでしたけど、松岡圭祐は上手く史実とホームズ正典を踏まえながら、物語を展開しています、、、で、今回ホームズは、ハルビン駅における伊藤博文暗殺の報を受け、その背後にある謎を解く為に再度日本にやって来ます。
どうやら伊藤博文の暗殺に関しては、弾丸の入った角度とかについて疑問な点があったと言うのは事実のようです。
1.時期
この物語では冒頭に序章的にホームズが引退を決意した経緯が綴られています。それは1903年9月30日、、、ある新聞記事を読むことがきっかけとなっています、、。ですが本編はそれから6年後の1909年に始まります。伊藤博文が暗殺されたのは同年10月26日ですから、電報でその訃報を知ったのはその直後くらい、と言う事になると思われます。
2.登場人物
・ジョン・H・ワトソン:登場。今回はホームズと共にワトソンも日本に渡ります。ちなみに1909年のホームズは55歳。ワトソンは58歳です。でも二人とも元気です、、、('◇')ゞ
・マイクロフト・ホームズ:登場。今回もホームズの日本行きのきっかけはマイクロフトからもたらされます。
・メアリー・モースタン(メアリー・ワトソン):登場しない。1909年にはワトソンは別の女性(ローレッタと言う名前)と結婚しており、子供二人も二人いる、と言う設定です。
・レストレイド警部:登場しない。スコットランドヤードの警部としては、モートン警部という人が登場しますが、モートン警部というのは正典の「瀕死の探偵」事件を担当しています。
・ジェームズ・モリアーティ:登場しない。
主な舞台は日本ですので、日本側からは当時の桂太郎首相を始め、山縣有朋や小村寿太郎といった政治家や伊藤博文の息子、伊藤文吉等実在の人物が多数登場します。その他博文暗殺時にいっしょに居たロシア蔵相のココツェフやイギリスのアスキス首相、当時内務大臣だったチャーチルといった錚々たる実在の諸外国の要人も、、。そして当時世間を騒がせたある自然現象まで登場、、、(;'∀')、、、ということで、前作を上回るスケールで物語はして行きます、、、そして前作の最期のシーンは「空き家の冒険」でしたが、本作の最期のシーンは「最後の挨拶」、、、うーん、上手いこと纏めていますね。
前作の記事はこちら ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
では、こちらはいつも通りオマケですが、2024年7月後半のプレイリストです。気になる方はどうぞ。
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ではでは。
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