小下段からのチョイ突き

大上段に構えて書こうとしたら、ちっとも書けないので、ゆる~く書き始めました。

ホームズのパスティーシュ本と音楽プレイリスト㉘~「シャーロック・ホームズ対オカルト怪人」、、、「異世界もの」なのかそうではないのか、一体どっちなのでしょう?

登場する人物の殆どは実在した人物なのですが、話の中身はやや荒唐無稽('◇')ゞ、、、この小説は、ホームズ正典のように科学的・論理的な推理が行われる推理小説なのか、それとも超常現象を認める前提で書かれた「異世界もの」なのか、一体どっちなのでしょう?

登場人物はまさに豪華絢爛、、、。数学者・論理学者にして哲学者のバートランド・ラッセル、、、ラッセルと共に「プリンキピア・マテマティカ」を書いたホワイトヘッド、、、ラッセルの支援を受けて「論理哲学論考」を書いたヴィトゲンシュタイン、、数学者のハーディーや、ハーディーの支援を受けた数学の天ラマヌジャン等、、、。まあ、数学や哲学に少しでも興味や知識があれば、彼らが出て来る前半もそれなりに面白いですが、そうでない人には「なにこれ?」な感じでしょう、、、でも後半は更に「なにこれ?」です、、、('◇')ゞ

 

 

1.時期

この物語は1913年5月のすがすがしい朝に始まります。ホームズは59歳、ワトソンは62歳でしょうか、、、。上述の豪華絢爛な天才学者たちが、この時期ケンプリッジ大学のトリニティカレッジに集っていたというのは事実のようです。(ですがラマヌジャンが死んだのは実際にはこの年ではありません)

 

2.登場人物

ジョン・H・ワトソン:登場。いつも通り物語の語り部であり、ホームズと共に結構するどい事を言ったりします。

マイクロフト・ホームズ:登場しない。

メアリー・モースタン(メアリー・ワトソン):登場しない。メアリーは既に亡くなっていますので。

レストレイド警部:登場しない。

ジェームズ・モリアーティ:登場しない。

と言う風にホームズ・パスティーシュに良く登場する脇役は殆ど登場しません。その代わり上述の数学・哲学者の他に有名な経済学者のケインズやら、活動家のニー・ペザントやら、「イギリスで最も邪悪な男」として知られる魔術師のアレイスター・クロウリーやら、登場人物は多数に登ります。

まあ、小説としてはあまり良い出来とは言えません。実在した登場人物がどれもこれも一癖も二癖も三癖も四癖もありそうな人物ばかりなので、もう少し数を絞って、その関係性について書いたらもっと面白い小説が書けそうな気もしますが、、。冒頭の疑問については、テレパシーやら心霊的なものを認めてしまっているので、結論的には「異世界もの」に分類するしかないでしょう。それならそうと最初に断っておけば、もやもや感を持たずに読めるのかも知れませんが、ちょっと残念な感じです。

 

では、こちらはいつも通りオマケですが、2024年7月3番目のプレイリストです。興味のある方はどうぞ。

 

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ではでは。

 

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以前紹介した松岡圭祐によるホームズ・パスティーシュ第一弾です。

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