小下段からのチョイ突き

大上段に構えて書こうとしたら、ちっとも書けないので、ゆる~く書き始めました。

ホームズのパスティーシュ本と音楽プレイリスト①~「絹の家」、、、私、シャーロキアンを名乗れるほどではないですが('◇')ゞ

ここのところシャーロック・ホームズパスティーシュ本に結構ハマっています。

皆さん、もちろんシャーロック・ホームズはご存知ですよね。言うまでもなくコナン・ドイルが生み出した名探偵ですが、パスティーシュ本というのは、ホームズを主人公として、あるいはホームズの登場する推理小説をもとにして、ドイル以外の作者が書いた作品群のことを指します。調べて見ると現在日本で発行されているもの、発行されていないものを含めて結構な数がありますね、、、。

実は私、コナン・ドイルのホームズシリーズ、所謂「正典」を全部読破した訳ではありません、、、('◇')ゞ ですので、シャーロキアンを名乗る事が出来るような身ではないのですが('◇')ゞ('◇')ゞ、、、取り敢えず以下の視点を含めて、パスティーシュ本について、ご紹介して行きたいと思います。

 

1.時期…ホームズの物語の中で、どの時期の出来事を扱ったものであるか。

2.登場人物…ホームズの「正典」には下記のような、いくつかの物語に共通で登場する登場人物が居ます。これらの所謂「主要登場人物」について、登場しているかどうか。

ジョン・H・ワトソン:言わずと知れたホームズの相棒で、ホームズの伝記作家たる医師。パスティーシュ本もほぼワトソンが伝記を書くという形を踏襲しており、従ってほぼ全てに登場します、、が念のために。

マイクロフト・ホームズ:シャーロックの兄で政府機関に勤める会計士。「正典」では実際には4つの物語にしか登場していないハズ。シャーロックより更に鋭敏な頭脳の持ち主だが精力的に活動することは苦手なので探偵には向いてないという設定。

メアリー・モースタン(メアリー・ワトソン):ワトソンの奥さん。「正典」では「四つの署名」で登場し、その後ワトソンと結婚。その他10話ほどの物語に登場、もしくはその存在への言及があるが、後にワトソンとは離別。一般的に死別であるとされているが「正典」では明確な言及はない。パスティーシュ本でも死別とされているものが殆どだが、それぞれ異なる説明がなされている。

レストレイド警部:「緋色の研究」で登場して以来「正典」では13もの物語に登場。ホームズと協力して事件解決にあたる。捜査では常にホームズの後塵を拝しているので無能と思われがちだが、実際にはそれなりに有能、と後年の作品になればなるほど評価されている感じです。

ジェームズ・モリアーティ:ホームズの最大の敵役。「正典」では登場及び言及があるのは6つの物語のみだが、存在感抜群。

尚、ストーリーとかはネタバレになるので書きません。

 

先ず第一弾は、つい先ほど読み終えたばかりの

アンソニーホロヴィッツ著「絹の家」です。

この本は「正典」である60篇の長編・短編作品以外にコナン・ドイル財団によって、「61番目のシャーロック・ホームズ作品」と正式認定されただけあって、「正典」の雰囲気をそのまま引き継いだ本格的な推理小説になっています。

1.時期

時代は1890年。ホームズが有名になり最も精力的に活動していた時期であり、モリアーティ教授と全面的に対決する「最後の事件」の前年に当たる。

2.登場人物

ジョン・H・ワトソン:登場。この本は晩年のワトソンが今は亡きホームズを思い出しながら、あえて公表しなかった重大事件についての記録を記すという形になっています、

マイクロフト・ホームズ:登場。

メアリー・モースタン(メアリー・ワトソン):登場。この物語の後に腸チフスで亡くなると言う設定になっている。

レストレイド警部:登場

ジェームズ・モリアーティ:登場。この物語の中ではわき役的扱い。

と言うことで主要登場人物は全て登場、と言うサービス精神旺盛な内容です。上にも書いた通り本格的な内容なのでホームズ・ファンであれば広く受け入れられる作品だと思います(^▽^)v

 

ではこちらはオマケですが。「絹の家」を読みながら聴いていた今月のプレイリストです。ご興味があればどうぞ。

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ではでは。

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