小下段からのチョイ突き

大上段に構えて書こうとしたら、ちっとも書けないので、ゆる~く書き始めました。

TSUTAUYA店舗でDVDを借りる時代は過去に(その19)~M&Aって実際にはかなり地味な活動なんです(;'∀')~M&Aに関する映画3選

今までの仕事人生の中で2度程M&Aに直接関わったことがありますが、M&Aって実際にはかなり地味な活動なんですよね、、、(;'∀')、、、少なくとも事業に関わる人間にとっては、ですね。そりゃ投資として扱っている人間にとっては、儲け話、華やかな部分があるのかも知れませんが、、、。

1度目は私がドイツに赴任する直前。実は私、会社が新規に資本参加することにした中国企業に出向することが、ほぼほぼ決まっていたのです。なので合弁先の企業の人間と打ち合わせたり、実際にその企業を訪問もしていたりして、その年の8月くらいに家族と北海道に旅行に行ってた頃には私もてっきりそう思い込んで、その気になっていたのですが、、、。ところがドイツの駐在員事務所の方で問題が発生して8月の終わりから急遽ピンチヒッターで1ヵ月程そちらで営業活動をすることに、、、。その間に父が亡くなったので一時帰国して葬式を上げたりとまさに目まぐるしく過ぎた日々でしたが、結局9月末にはドイツに赴任する事が決まりました、、、。正直に言えば中国赴任の話が出た時には若干難色を示していたのも事実です、、、。でも中国が嫌いでドイツが好き、と言う訳ではなく、ただ単に自信が無かったのです。英語なら多少しゃべれるが中国語なんて全く出来ないですし、そして何よりも合弁先企業の総経理(日本で言うとことの社長)が、浙江省の優秀青年に選ばれたとか言う経歴のあるかなりの切れ者で、そいつを向こうに回して見知らぬ土地で、しかも営業とアドミを一人でやっていく自信が無かった(;´Д`)、、、。この時私は逃げた、と言う風に上の方からは見られたようで、イマイチ出世出来なかったのもこの辺りに一つの理由はあるみたいですが、私自身としては全く後悔はしていません。ちなみにこの話には後日譚があって、合弁会社設立直後、上述の総経理とその上の董事長(日本流に言えば会長)が当社から受け取った株売却代金を新たに垂直発進型航空機の事業に投資をする事にしたらしく、ニカラグアかどこかでその事業をやっている会社の社長と試験飛行を実施し、墜落して全員死亡。私の代わりには、それこそ中国の専門家と言われる人がアドミで、更にもう一人営業マネージャーが赴任していました。優秀な相手方社長を向こうに回してやりあうのも大変ですが、異国の地で幹部が居なくなった会社を切り盛りすることはもっと難しかったであろうと思うので、その点でも私では無い方が良かった、、、ショッキングな事故でしたが、結果としてそれが合弁会社を当社主導で進めていく事にはプラスになったのではないかと思います。この会社は今では当社の100%子会社として順調に運営されています。

2度目の方は、、、こちらもこの話だけで小説が一本書けそうな感じの話なのですが、だいぶん前振りが長くなり過ぎたので、別の機会にしたいと思います。

今回はM&Aに関する映画3選、です。

今回もストーリーとかはネタバレになるので書きません。

順位は唯我独尊で勝手に決めました、、、。

 

第三位:アザー・ピープルズ・マネー (1991年)

ワーキング・ガールが1988年公開、ウォール街が1987年公開なので、この映画が3作の中では一番新しハズですが、映像を含めて一番古臭い感じがするのは何故でしょうか?

主役はダニー・デヴィ―ト。何時もながらの怪演、と言いたいところですが、何故かややパワー不足な感じが、、、。グレゴリー・ペックが出ています。映画終盤のグレゴリーペック演ずる社長とダニー・デヴィ―ト演ずる乗っ取りやとの演説合戦は見ものです。この場面を見るだけでも価値のある映画と思う。日本のバブル期に作られた映画。他の2作もそうですが、良くも悪くもいろいろな形で「日本」がたびたび出て来ます。

全体的にはおとぎ話。恐らくオフ・ブロードウェイ・ミュージカルの映画化であるからなのでしょう。

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第ニ位:ワーキング・ガール (1988年)

「レット・ザ・リバー・ラ~ン~♬」というカーリーサイモンが歌う、マンハッタンの情景が似合うテーマ曲で始まり、そして終わります。私も大好きな映画です。女性の髪形とか派手派手で、まあ日本のバブル期に該当しますが、海のこちら側も似たような感じの部分はありましたね。今まで何度か観ていますが、今回改めて観ました。映像とかはそれ程古臭さは気にならないですが、オフィスにあるパソコンとかはね、、まあ、これは仕方が無いですね。同じ時代を生きて来た私にはさほど違和感が無いですが、今の若い人が見たらやっぱり違和感ありありなのでしょうか?

ともかく見たらスッキリします。

ネットで調べたら「M&Aに関する映画」とした「プリティ・ウーマン」とかが挙げられていましたが、そちらよりは断然こっちでしょ、と思います。

主題歌はカーリー・サイモン、映画『ワーキング・ガール』がNHK BSプレミアムで12月14日放送 - amass

 

第一位:ウォール街 (1987年)

これも今まで何度も観ていますが改めて見ました。映像の古さとかはあまり気にならないですが、やっぱりパソコンとかはね、、、上のワーキング・ガールと同様です。

マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーがかっこいい。彼に憧れて投資銀行に入社する若者が増えた、とか言う話も頷けます。

「欲は善」と語るテルダー製紙の株主総会でのゲッコーの演説はアザー・ピープルズ・マネーの演説合戦と同様に一見の価値ありです。親子で俳優のチャーリー・シーンマーティン・シーンが劇中でも親子を演じています。そう言えばマイケル・ダグラスは父親のカーク・ダグラスと共演した事ってあったんでしたっけ?

二位のワーキング・ガールも大好きなのですが、M&Aものと言う括りではやぱりこちらが一位でしょう。2010年には続編の「ウォール・ストリート」が公開されていて、続編はイマイチと言うケースが多い中、この続編は良くてお薦め。やっぱりマイケル・ダグラスのゲッコーが出ているのと監督がオリバー・ストーンが続投したからですね。

ウォール街 - 作品 - Yahoo!映画 | ウォール街, 映画, 映画 ポスター

 

1980年代末~90年代初めの映画ばかりですが、まあ、M&Aもの、と言うことで、これは時代の空気というのを強く反映しているということになるのでしょうね。小室圭さんはニューヨークで弁護士としてM&A関係を扱いたいと言う志望であったらしいですが、そういう意味ではやや時代錯誤なのかも、と思ってしまします。今でもM&Aが無くなった訳ではないと思いますが、多分今はもっと実質的な事業の部分が重視されているのではないでしょうか?

 

 

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