タイトルそのまんまに語られざる事件の「ダーリントンの替え玉事件」をモチーフとした短編です。作者はDavid Stuart Daviesと言う人で、英国の有名なシャーロキアンにして作家と言う事です。他にもスケリントン・ボーンズという所謂ホームズもどきの探偵が登場する「パグ・ヘア屋敷の幽霊壁貼り屋事件」「ミュージック・ホールの亡霊」と言ったパスティーシュ作品があるそうです、、、ネットで調べるとミステリ・マガジンに掲載されているようですので、ミステリ・マガジンのバックナンバーを入手すれば読むことが出来ますが、そこまでするか、、、ですね、、、('◇')ゞ、、、
1.「シャーロック・ホームズの大冒険(上)」に収録されています。このアンソロジーは収録13作品中9作品が「語られざる事件」をモチーフとしたものになっていますので、比較的に語られざる事件比率は高いですね。ちなみに下巻の方は13作品中7作品が語られざる事件ものです。
2.時期:1886年の後半(?)と思われます。ワトソンはホームズと一緒にベイカー街221Bに住んでいます。
3.モチーフとなっている「語られざる事件」、、上述の通り「ボヘミアの醜聞」の中で言及される「ダーリントンの替え玉」事件です。この短編ではダーリントンは外務大臣と言うことになっています。「替え玉」と言うのは彼の絵画コレクションに関わる話です、、、ネタバレになりますが、盗人を捕えて見れば、、、と言う話です。一般的にはこのことわざは、意外な結末を迎える話と言う場合に使われますが、この話は悲劇的結末を迎えるので、ワトソンが発表を控えて「語られざる事件」となったのも頷けるところです。
では、こちらはいつも通りオマケですが、1曲ご紹介。
The Head and The Heart の「All We Ever Knew」と言う曲です。
The Head and The Heartはアメリカのインディーズ・フォークバンドです、、、英語のウィキペディアしかないので、日本ではあまり知られていないのかな、、、どちらかと言うと純粋なフォークというよりフォークロックというイメージですが、最新シングルの「Beg, Steal, Borrow」とかも含めて私は好きですね。
ではでは。
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